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2005年10月04日

文化祭でタックルマン石塚氏とタグラグビーに親しむ

全校生徒37名の根羽中学校生徒会、文化祭でタックルマン石塚氏とタグラグビーに親しむ

去る9月30日、下伊那郡根羽村の根羽中学校の文化祭「若杉祭」で、元日本代表主将の石塚武生氏の指導の下、全校生徒と全教職員がタグラグビーを楽しみました。

根羽村は長野県の西南端に位置し、愛知県豊田市と隣接する矢作川水系の村。根羽中学校は全校生徒37名と、ちょうど一般校の1クラス程度の小規模な中学校です。

その根羽中学校生徒会は、今年度の生徒会のメインテーマに「one for all,all for one」を掲げ、年度当初から諸活動を重ねてきました。文化祭「若杉祭」はその集大成となるべきイベントで、one for all,all for oneの言葉の意味をみんなで理解しようと、生徒会企画イベントとして全校タグラグビー大会が開催されました。

タグラグビーの習得について日本協会に直談判したところ、生徒会のテーマと趣旨に共鳴した石塚氏自らが文化祭前に1回来村指導の後、当日はレフリーと講演会をしてくれることになりました。


文化祭当日は好天に恵まれ、全7チーム(生徒会6チームと教職員チーム)の総当り21試合が校庭内の2面のタググラウンドで行われました。7チームとも男女混成で、ゲームリスタートのフリーパスは最初に女子にパスし、その女子が攻撃の起点となる「女子ルール」を特別に設けたことにより、果敢にギャップをついたり大きくゲインしたりする女子生徒や女性教諭の活躍が目立ち、歓声と拍手が絶えないリーグ戦になりました。


得点掲示係や星取表の記入も生徒が分担して行い、勝敗に一喜一憂しながら、学年や性別を越えてすべての生徒が大会に参加していました。また、応援席には村長、助役などの村幹部や保護者も集まり、生徒対教職員の熱い戦いに暖かい声援を送っていました。

試合後は優勝チームや優秀選手などに石塚氏からサインボールが授与され、最後に石塚氏を囲んで生徒教職員全員が写真に納まり、楽しいタグラグビー大会を終えました。

大会後は体育館で石塚氏の講演がありました。ラグビーは体格が大きく違う選手が集まりひとつのチームをつくっていること。それぞれに能力や役割が違うものの、ひとりひとりが自分の役割を果たすことによりチームがまとまること。技術や体力が勝っていても、日常のあいさつやマナーなどをおろそかにする選手は、結果的に成長や成功はしないことなど、ラグビーから得た教訓をわかりやすく生徒に伝え、生徒らも熱心に聞き入っていました。

根羽中学校の全校37名の生徒は、今回のタグラグビーと講演を通じて、きっとone for all,all for oneの意味を理解できたのではないでしょうか。楽しくさわやかな秋の好日でした。
(文責:普及委員長 小澤尚)

投稿者 nrfu : 2005年10月04日 11:16